ビジョンと情熱 ~安形真のblog~

起業支援によるまちづくり。起業の拠点となるコワーキングスペース運営(2店舗)。好きなものはマンガ、アニメ、キャンプ。

丹原のふところの深さ

丹原の「もぎたて祭りわくわく農地体験春」に行ってきました。

天候にも恵まれ、暖かくのどかでほっこりした気分。

たくさんの出店とアコースティックのライブ、ポニーやヤギや豚のいる動物園。

牧歌的な風景の奥には、農業用のはたらく車コーナーがあってこどもたちが大はしゃぎで遊んでいます。

 

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主催者は丹原の観光農園グループ「丹原もぎたて倶楽部」さん。
リンク先のページの動画をご覧になっていただけたらと思うんですが、なかなか攻めた企画をしています。

例えば、乗用の草刈り機をカートにしてこどもが運転できたり、「そろばん」と呼ばれるらしいんですが、こどもを黄色いコンテナに入れてローラーの上をジェットコースターにしたり。

 

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上の写真はこどもではないんですが、そろばんで大はしゃぎする最年少ラボメンバーの田村くん。昨日移住してきたばかりで、さっそく西条のいろんなところに足を運んでいます。彼は4月24日から正式にプロジェクトが始まりますので、皆様よろしくお願いいたします。

 

さて話を戻して、こんな攻めた企画がナチュラルにできているのがすごいなぁと思ったりするのです。

一方で「攻めた」企画は「責められる」企画にもなりえます。

例えば、そろばんで楽しんでいるときにこどもがはしゃいで脱線してけがをしたら…と考えると「責任はだれが取るんだ?」みたいな話になりがちです。

特に行政と一緒に仕事しているとそのあたりの感度は強くなりがちで、僕も経験がありますが安全面を考慮すると結局できないよねってなってしまったりしてつまらない企画になってしまったりしがちです。

でももぎたて祭りはちょっと違ってて、竹馬やってこけて泣いてる子がいても「おー、かわいそうに。しゃーないしゃーない」って感じであやしています。周りの大人たちが自分たちで見守りながら、こどもに遊びをチャレンジさせている光景がたくさん見られました。

※もちろんスタッフの人たちも安全管理を怠っているわけではなく、必ず一人はついて見てくれています。

 

多分、一昔前までの日本はこんな感じだったんだろうし、丹原ではそれが残ってるんだろうなぁと思いました。もぎたて倶楽部の農家さんたちを見ていると、みんなが笑顔で本当に楽しそうで、思いっきり遊んで行ってくれとそれが遊びに来た人たちにちゃんと伝わっていて、とても居心地よい空間で、こんなところで暮らしたいし子育てしたいなぁって本気で思えます。(いい物件あればご紹介ください)

 

ふところ深いなぁ、丹原。

僕らの「起業」のプロジェクトも、他所の人から見て丹原みたいに移るといいなぁ。