サカエマチHOLICについて
8月31日に紺屋町deinから歩いて3分ほどのところに、2店舗目のコワーキングスペース「サカエマチHOLIC」をオープンした。
どんな特徴のスペースかはまいぷれさんが非常に分かりやすく書いてくれたので、そちらを参照してもらうとして、なぜこのような場所を作ったかについて今回は触れたいと思う。
1店舗目のコワーキングスペース紺屋町deinは交流を主な目的としている。
そのため非常に気さくに人と話せるし、打合せをしているとちょうど紹介したい人が入ってきたりして、なかなか運のいい場所だったりする。
でもちょっと狭い。
会員さんも徐々に増えてきて現在43人。
今後もさらに手狭になるだろう。
周りが気になって、仕事に集中しようと思っても少し難しくなってきているのが現実だ。(一方で色んな人材がいるので協働や仕事の受発注はしやすくなっているが…)
実際、コロナ以降、リモートワークが当たり前になってからは仕事に集中したいときは使わなくなった。
そんなことをモヤモヤしていた時に、サカエマチHOLICの物件の話が出てきて、大家さんの男気に応えないとなという想いもあって、やってみようかなという気持ちになった。
で、やるからにはあんまり普通のことをやりたくない。
普通というのはどこにでもあるようなもので、自分らしさが出てないことをここでは意味している。要するに自分の好きにしたいのだ。
起業支援の中では、散々他人には「マーケットのことを考えるべきだ」などアドバイスをしたりするくせに、自分に関しては全然違うやんけ!とツッコまれそうであるが、実は本質はズレてはいない。
そもそも起業は自分のためにやるものだ、という前提が僕にはある。
お客様のニーズはもちろん大事だけど、自分が全力でやれるかどうかは自分の心が動いているかが大事だ。
その後にその事業がマーケットに受け入れられるかどうか、顧客のニーズとすり合わせてそれでもやるかどうか決断する。
その決断が弱いと中途半端になって失敗する。
心が動かないことに手を出して何度か失敗も経験したからきっとそうなんだろう。
サカエマチHOLICに関しては、自分が1日中こもって仕事してもストレスがなくて、生産性も落とさず、豊かな発想が湧いてきて、最高のパフォーマンスを出せる仕事場にしたい、と思って構想している。
広々として、緑豊かで、静かで誰にも邪魔されなくて、個人の世界に入り込める…
まさに理想のオフィス!
自分はどちらかというと1人で引きこもって妄想と調査を行き来しながら、企画を考えていくタイプなので、そういう人にオススメなんじゃないかと。
他にも受験生にもオススメできる。図書館みたいにカッチリしてないし、カフェでやるみたいにコーヒー1杯で何時間も粘って店員さんを気にしなくてもいいし。
色んな世界を見てきている大人も集まるから進路の相談もできるかもしれない。
まだ認知も少なくて、お客さんは少ないけれども、僕は理想のオフィスでのびのびと仕事をしていて非常に楽しいし、カチコチだった脳がほぐされてサクサクと仕事ができている気がする。
あとマンガに囲まれてて、ほんとに幸せ。
なかなか読んでる時間はないけれども…囲まれているという事実だけで幸せ。
とにかくわがままに作ったコワーキングスペースだからこそ、他にはないものができていると思うし、設えだけではなくてソフトコンテンツも他にはマネできないようにしている。それはまたこのブログで追々。
ここの拠点を作りながら思ったのは、やっぱり起業は楽しいなってこと。
それに尽きる。
今日はここまで。