大きなスギを見て思うこと
3月2日に長篠にスギ薬局という大きなドラッグストアができました。
自分のうちからは一番近いところはココカラファインという薬局があって、そこから700メートルくらい行ったところにドカンとできたわけです。
なぜ700メートルが分かるかというと、うちからココカラファインに向かって走っていると100メートル手前くらいに「スギ薬局が800メートル先にあるよ」って看板があって、いかにもお客さんを奪っていくぞ!という意気込みを感じるわけです。
それを見越してか、ココカラファインもしばらく前から店舗内のレイアウトを変えて食品コーナーを拡充したようで、生き残りをかけた戦いが始まっている模様です。
注:筆者の勝手な想像です。
うちの相方はスギ薬局の方が良い化粧品があるからそっちに行こうかな、って言ってたりして、売り場も駐車場も広いスギ薬局に間違いなくある程度のお客さんは持ってかれていくでしょう。
しかし今までのユーザーからしてみればやはり愛着はあるわけで、自分もアホでグルメなワンコの餌をわざわざ豊川のカーマまで買いに行っていたのですが、ココカラファインに置いてあるのを知って物凄く感謝しておったわけです。
かといって、このままいくとココカラファインがなくなってしまうのではないかと不安を感じると同時に、資本主義の残酷さを思うのでした。
注:筆者の勝手な想像です。
当たり前っちゃあたりまえなんですが、よりお客様に選ばれた企業が生き残っていくんですが、それはお客様が「何を大事にしているか」ということが表れていて、例えば品揃えとか、安さとか、立地とか、色々とあるわけです。
でもその選ぶ基準の中に関係性とか、繋がりとか、そういう情緒に対するものが上位に来なくなってる気がしてます。自分も同じドッグフードがスギ薬局にあって安かったら多分スギ薬局に行くだろうし。
自分が大野や長篠で生まれ育っているわけではないのであくまで想像ですが、ココカラファインができるまえまでは実は地域の人たちは近くの個人経営の薬局で薬を買い、お酒は酒屋さんで買って、食料品や日用品はスーパーで買ってただろうなぁと。
だけどココカラファイン(昔は名前が違ってたような…)ができてからは、そういう個人商店のお客さんが流れていって周りの商店が無くなっていった。それはある意味、商店側の問題でもあるんだけれども、こういう状況を見て「昔は良かったなぁ」なんて言ってる地元の人たちの問題でもあるわけです。
さて、地域に活気がないのは現状としてあって、地域を元気にしたいって思っている地元民がいます。彼らにとって彼らの行動が本当に自分ごとになっているのだろうかって言ったら実際はどうなんでしょうか?
つまり自分が買い物をするときに、多少割高でも、多少遠くでも、地域を元気にしたいって言う人の作ったものやサービスを利用している人たちはどれくらいいるんだろう?実際にその消費行動が積み重なって今の地域が作られているわけで、そういうのに期待して地域でチャレンジができるのだろうか…と。
ターゲットが地域外だったらまた別なんですけど、そういう場合は逆に地域との距離ができちゃうんだよなぁ。困ったもんだ。
そんなことを考えていると、地域で新しくチャレンジしようとしている若者たちを見ると、たまにこのあたりがムズムズしてくるのです。
自分は幸せなことにわざわざ自分の野菜を探して買ってくれるお客さんが地元にいます。そういう人たちとどうやって関係を作っていくか、これを真剣に考えていかないと先は見えてこないよなぁと思っています。
こんなことをココカラファインとスギ薬局のある道路を車で通過しながら考えておりました、という話。
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筆者profile
安形 真(あがた まこと)
農家、農家レストラン経営者、内閣府なんたらかんたら地域活性化伝道師
詳しくは↓
若者議会シンポジウムの裏でソーシャルビジネスの話をしていました
新城市の目玉政策「若者議会」。
色んな賞を取ったりして、全国色んなところから視察も来ているそうです。
詳しくはコチラから→wakamono-gikai.jp
市長の諮問機関として設置されていて、なんと予算が1000万円ついています。
すっげぇ太っ腹!
自分は34歳なのでこの若者議会の定義する「若者」には当たりませんが、若者がまちにインパクトを与えているのは面白いと思います。
その若者議会のシンポジウムが本日の午後から開催されていたんですが、その裏の時間帯で新城市でソーシャルビジネスをしていく人を増やそう!という内容のフォーラムが新城市主催で開催されていました。
なぜ同時期に…?という大人の事情は置いておいて…
なぜソーシャルビジネスなのか?
ご存知の方も多いと思いますが、新城市は愛知県で唯一消滅可能性都市に指定された市です。簡単に言うと少子高齢化がグングン進んで、いずれどうしようもない状況になりますよ、今の延長線上で考えてちゃダメだから対策してねってことです。人口が減っていくと税収が減り、さらに高齢人口の割合が増えるので福祉等の負担が増えていきます。そうなると今まで当たり前のように受けてきた行政サービスが受けられなくなってきます。何かを我慢しなければならなくなる時代がじきにやってくるわけです。
そうなると地域の課題はできるだけ地域で解決してやっていこうよ、という住民自治の考え方になっていきます。新城市も住民自治についての考え方はだいぶ進んできているような気がします。
その課題の中でビジネスの手法で解決できるものがあるんじゃないの?ってのがソーシャルビジネスです。地域だけじゃなくて大きな社会問題まで本来含めるんですが、新城の場合は地域内課題解決を目的としているような気がします。
なぜビジネスの手法で解決していった方が良いのかというと、先述のとおり税収が下がると税金に頼らないで継続できる方法を探さなければなりません。そこで継続的に活動していけるような収益を生む仕組み(=ビジネスモデル)を作っていく必要があります。何かを売るのかもしれないですし、寄付や会費を集めるのかもしれない。決して自腹を切ってボランティアでやっていくものではありません。
そんな社会や地域の困りごとを何とかしたいって思ってしまった人が、いわゆる社会起業家という人でソーシャルビジネスの担い手になっていきます。彼らは本来、儲けにくいところでビジネスを行うのでとても大変です。一般的にヒト・モノ・カネが集まりにくいんですが、想いを持って活動しているうちに志を同じくする仲間ができたりして周囲を巻き込んでいくのが特徴です。
そんな貴重な変態(?)が地域に生まれたときにちゃんと地域で手を差し伸べて育てていけるのか、というのが今回のフォーラムのテーマでした。
新城市は一つの仮説を立てました。
ソーシャルビジネスをやりたいという人に、地元の中小企業から人を出してもらい支援できないか…
企業で培った技術やノウハウ、知恵、販路、ネットワークなどを借りて、起業家を支援することで彼らの行う地域課題の解決を手伝ってもらうようにしよう、と。人を出す企業側にももちろんメリットがあって、このような支援をすでに進めている名古屋のブラザー工業㈱さんに来ていただき、普段の仕事ではできない人材育成になっているとお話しをしてくださいました。このように企業から出てきて起業家を支援する人をプロボノと言います。
来年度(H29年度)から新城市は市内のプロボノを増やしていくアクションを起こし、実際にH30年度からはそのプロボノたちと一緒に起業家を支援する体制を作るそうです。
ここで大事だなぁと思うのは、起業家自身を支援するんじゃなくて、起業家を支援するところを支援するって部分だと思うんです。
行政→起業家 ではなく 行政→支援機関(プロボノたち)→起業家
ってこと。
真ん中の支援機関にテコ入れすることで、支援ノウハウや経験が蓄積されますし、多くの起業家を支援できるので税金の費用対効果が高くなると思われます。そして地域で支援する体制があるとするならば、移住して挑戦したいって思う人も増えるんじゃないかなぁと思ったりもします。
他にも中間支援機関のメリットがあるんですがそれはまた別稿に寄せるとして、新城市でこのような取り組みが行われ始めたことに感動をしているわけです。この地域は新しい挑戦について結構奥手な人が多いんですが、一番腰の重そうな行政がこういうことをやり始めているのはありがたいというか、希望が見えてきたというか…
うまくいくかどうかわからないけれども、やってみないと分からないってのが挑戦です。これからどうなっていくか見ていきましょう!
同じ釜のメシを食う的なやつです
ここ二日、仕事の相手先の方と晩御飯を一緒に食べながら仕事してたりします。
同じ会社に勤めてなくても、同じ方向へ一緒に走っている人は仲間なわけです。
こういうのって学生時代の部活動とか思い出すんですよね。
一つの目標に向けてただガムシャラに頑張って…
そこで友情が生まれて、部活以外のところでも楽しくワイワイやって…
そんな幸せな青春時代を30代も半ばにして未だに感じられているのは幸せなことだなぁと思います。
ちなみに明日も(笑)
最近、周りがワイワイとにぎやかで楽しいよ♪
お恥ずかしながら…
あまりにも苦手なwebの作業…
今までもスイカのショップサイトを作ってもらったりしたんですが、更新できずに持ち腐れておりました。
あれから5年以上経つんですが、今では専門知識をほとんど持たずにHP作成もサクサクできるようなサービスが出てきて、本当にありがたい限りです。
これから起業しようとする人にとっては初期コストもランニングコストもかからないのでいい時代になったもんです。
ちょっと前からコツコツと進めていた自分のHP。
農家なんだけど、飲食店やっていたり、起業支援の仕事や地域づくりの仕事をしていたりするので、「あんた何やってる人?」っていう顔でよく見られます。
名刺を渡した後、その都度、いちいち説明するんですがもう少し補足して説明できる「名刺の延長線上」のものが欲しいと思っていたので、HPを作ろうと考えました。
で、完成したのがこちら。
完成と言いつつまだ完成していないんですが、まぁボチボチ改良していきたいと思います。ほんとは農業のこだわりの部分をちゃんと伝えるページを作る予定なのですが間に合わず、大好きな広島カープのリンクをとりあえず貼ってあります(笑)
イチから全部作れたので修正もちょちょいのちょい♪
そんなに難しくなかった(∩´∀`)∩
ショップページもちょっとカッコ悪いんですがこれからガンガン運用していきたいと思います!
関のソーシャルビジネスプレゼン大会
岐阜県関市。
世界でも有数の刃物のまち。
最近、モネの池で盛り上がっているまち。
その関市でソーシャルビジネスプレゼン大会が開催されました。
主催は関市市民活動センター。そこを運営しているNPOの代表の北村さんに誘われ審査員として参加させていただきました。
実はうちの会社が主催している「奥三河若手起業家プレゼン大会」をモデルにしてプレゼン大会が作られています。が、北村さんがそれにアイデアを加えてさらによくなっていたのでコチラも真似させていただいて、さらに今年はよくしていきたいなと思います。
どんな方が登壇されて、どんな事業を行うかは上記ソーシャルビジネスプレゼン大会のHPを参考にしていただくとして、全体の総評を書かせていただきたいと思います。
<開場には大勢の聴衆が駆けつけてくれました>
テーマは「犬の殺処分」「外国人との交流」「若者の働き方の多様性」「産前~産後のケア」「家庭教育と親の子育てストレス」の5つ。
それぞれ目の付け所が面白く、「こういう社会になったらいいなぁ」という理想を求めて熱い想いを語ってくれました。
でもこれはソーシャルビジネスとしてやるので、具体的な「誰の」「どんな困りごと」を解決していくのか、ということをきちんと見つめ直さないといけません。そのうえで「何を」するのか、「いくらで」販売するのか、当事者からお金がもらえない可能性があるなら「どのように」資金を調達していくのか、を考えないといけません。
自分が今まで見てきた起業家の多くは、「これがやりたい!」という手段が先に来て、「なんか社会に良さそうだ」と目的を後付けする人が多いような気がします。これが悪かと言われればそういうわけではないんですが、目的を達成させるためにその「やりたいこと」が遠回りになってしまうことが多々あります。(ゼロベースで見られないので)
そのような指摘も今回のプレゼン大会でも審査員からされておりました。関だけでなく奥三河でも名古屋でも同じです。
せっかくソーシャルな分野で起業したいと思うなら、周りの人たちから共感される仕事を作り上げていきたいものです。
幸い、関市の場合は主催の北村さんだけでなく、関-bizというビジネスの支援をする機関も支援してくれますし、審査員に市長もいらしていたので、今後のサポートとしての基礎的な部分は構築されつつあるような気がします。(行政に対して支援を求めているプレゼンターもいましたが、きちんと足並みそろえてやるには時間と根気が必要です)
<登壇者の皆さんたちと一緒に>
新城でも地域に新しいチャレンジャーを生み出しながら、それを地域で支援する人材を育てる、ということを模索しながら挑戦しています。
今後、行政が立ち行かなくなる時に民間で賄わなければならなくなるところが必ず出てきますが、それを担える人材を育てるために、関市とも切磋琢磨しながら頑張っていきたいと思います。
今回の登壇者の皆様、会場では若干厳しいことも言いましたが、あの場に立つだけでも相当勇気のいることです。その勇気に尊敬いたします。これからがスタートですが、折に触れて様々な人からアドバイスをいただくと良いと思います。柔軟な思考と屈強な精神で困難を乗り越えていってくださいね。
このたびは本当にお疲れ様でした~。
P.S
北村さん、大変だったと思いますがお互い頑張りましょうw
楽しい畑づくり♪
来週から高校生の職業体験として、3日間2名の生徒さんがうちの農場で農業の体験をしに来ます。
さらにさらに、大学生が3人その後に農業のお手伝いに来てくれます。
なぜかこういうのは重なりますね(;'∀')
自分が職業体験してたときに「農業」って選択肢があったっけ?
っていうくらい自分の中では考えていなかった職業体験先ですが、最近は少しずつ価値が見直されてきているのでしょうか?
若い子からのオファーがちょいちょいありますし、小さなお子さん連れでお手伝いに来てくれることもあります。
多分、どんな人でもそうだと思うんですが、自分のやっている仕事のことを知ってもらうってのは嬉しいことですよね(^▽^)
ちょっとだけ改めてうちの農業のことを紹介しますと、小さいこどもでも安心して食べさせたいって思うお母さん向けに農薬や化学肥料を使わない農法でやっています。
自然のものを上手に使っていると、土は軽く柔らかくなり、カエルやミミズがたくさんいます。最近は色んな人が遊びに来てくれるので食べるものだけでなく、こどもが遊ぶのにもちょうどいい農業なのかなと思ったりしています。
僕は農産物をガンガン売っていくのもいいと思うんですが、コツコツと丁寧に育てたものを加工したり、一緒に作ったり、畑でわいわいやってるのが理想です。
小さいけれども幸せに農業をやりたい。
そこに集まる人たちと一緒に幸せになりたい。
こんなことを考えています。
うち(=合同会社アグリホリック)の場合、農業と触れ合うメニューは大きく分けて3つあります。
- ボランティア
- 体験イベント
- 市民農園
比較的開かれた農園なのでふらっと遊びに来られる方もいますが、僕がいない場合もありますので興味のある方は以下のメールアドレスにご連絡ください。
安形✉:sketmac☆gmail.com(☆を@に変えてください)
人気があるのがボランティアで、無料で体験できるんですが基本的にお手伝いなので仕事の延長線上で手伝ってもらうイメージです。一日手伝ってもらうと鳳来館でお昼ご飯をご馳走しています。
僕は今後、市民農園の利用者さんを増やしていきたくて…なんでかというと、畑を中心に人のつながりが生まれてきて賑わうんですよね♪
3月が更新時期になりまして、種まきをスタートしていくのでちょうどいい時期です。
グループで借りて、みんなで野菜のお世話をしていくのも楽しいです♪
初心者向けの指導サービスもありますのでよっぽどのことがない限り収穫できます。
食べて良し、遊んで良し!の畑を目指して、この春も頑張っていこう!
まずは来週のこどもたちに農業の魅力を伝えよう♪
ごはん食べましょ。お酒飲みましょ。
人が腹を割って話そうと思ったときに、お酒の力を借りながら1対1で飲むことはすごくいいなと思います。
今年に入ってすでに2回サシ飲みをしてます。(1回は相手はノンアルコールでしたが)
思えば何人かで飲むことは多いんですが、1対1で飲むのは恋人や親友以外なかなかなくて…
で、今回なんでこんなことを書こうかと思ったかというと、年初に20代のまちづくりやってる男の子(T君)からご飯誘われたってのがうれしかったというだけのことなんですが…(笑)
昨年末に自分は色んな人にダメ出しされてまして、「あんたはとっつきにくいのよ!」とか「難しいことを言いそうで怖い」とか、散々人格をけなされてしょぼーんとなりつつもちゃんと変えていかなきゃなという感覚になっていたところ、まさかT君からご飯に誘っていただけるなんて(´;ω;`)T君ありがとー!
普通にごはん食べて、雑談して、お互いのやりたいこと語り合って。
そんな普通のことが案外やりにくい環境に自分がしてきたんだなぁって思いました。
T君に聞いちゃったもん、「俺って関わりにくいかねぇ?」って(笑)
自分もそうですけど、多分誰もがみんな悩んだり不安と立ち向かったりしてて、誰かに救いを求めているんだけど、なかなか助けてって言えなくて。でもこういうサシ飲みできる関係がたくさんあればあるほど自分も生きていきやすくなるんだろうなぁって思います。
今月のサシ飲みは最低あと一回ある予定です。
他にも予定は未定だけど飲みに行こうって先輩から誘ってくれたりしてます。
もうほんとに飲んでばっかりです。
体重だってもうすぐ80kgに到達しそうです…
ちゃんと運動して痩せるので付き合っていただけたら幸いです(笑)