貯金ゼロだと思ってますが仕入れをしています
最近、猛烈に本を読んでいます。
風呂の中でも、弁当食べながらでも、だいたい本は身近に数冊置いてあって、常に読める状況を作っています。
なぜかというと、以前に培っていた知識がもう通用しなくなるだろう未来に直面しているからです。
世の中が大きく変化する中で今まで持っていた武器が役に立たなくなることはビジネスの中ではよくあることで、そんな変化の中で生き残っていくためには自らを変えていくしかないわけで。そこで新しい武器を手に入れるために知識の仕入れ作業を重点的に行っています。
自分の貯金というのは約8~9年前に読み漁った経営、会計、財務、マーケティング、ブランディング、リーダーシップ、投資などなど、200冊くらいの書籍から得た知識。いわゆるビジネス書を読み漁りながら、自分で起業し実務と理論をすり合わせてきたわけですが、ビジネス書に若干飽きてきて、というか、ビジネス書を読んで満足している自分がカッコ悪く思えてきて読まなくなって、その貯金を使いながらなんとか今まで生きながらえております。
ただ、勉強してきたことはまったく無駄ではなく、それがあったからこそ実務での失敗を血肉に変えてくることができたと思っていて、それは自分としても誇らしい経験です。
これからというか、これを書いている今もなんですが、未来は刻一刻と変化してて、そこに対応できる能力を常に発揮できるようにすることが今の自分には必要とされていると思います。
特にあるべき未来を正しくつかむ力をつけたい。
地域にいながら世界の流れを読んで、地域のあるべき姿を想像していく力。
それはあいまいで楽観的な未来ではなく、つまり「他所でうまくいっているからなんとなく取り入れてみようよ」でも「今の課題はこれだからこうしよう」でもなく、明確なビジョンの下、具体的に柔軟に行動ができるようにしなければなりません。
自分が起業した当初も同じことを考えていて、でも現実の社会は案外しがらみ多くてめんどくさくて、なかなか物事が進まなくて(笑)それでも今でも同じように考えています。
でも起業した当初と違うのは、頼りになる仲間が地域内外にいることと、応援してくれる先輩たちがいること、育ってきた後輩たちがいること。そして奥三河を面白がってくれる人たちが結構大勢いるんじゃないかなってこと。あと自分のプライドが低くなったってことも(笑)
今、自分の中でうまくいったことや失敗したことの全ての経験が、新しい刺激と絡まり合って何かを生み出そうとしているこの瞬間が好きです。起業の醍醐味というか、心臓飛び出そうなワクワク感がいいんだよなぁ。
圧倒的に卓越した面白いことをやりたい。
面白いことを面白がる、そしてそれを他人事ではなく自分ごととして一緒にやってくれる人とやりたい。
そしてそれがきちんと地域に還元される仕組みを作りたい。
今年度は新しい仕事がいくつか増えていきますが、それと並行して自分が今後地域にとって大切になるであろう仕事も着実に進めていきたいです。
キャパオーバー気味になるので気合いと皆様のからの愛情(ほんとに手伝ってw)でクリアしていきますので、これからもご容赦いただきたく思います。
とりあえず奥三河をそこら辺の田舎と呼ばれる地域とは、別の概念の地域にするためにはどうすればいいのかを考えています。競争から離れないと体力勝負は分が悪い…
それはまた別稿に寄せます。